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2019/04/29月曜日 停滞日


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短期予報解説資料1 2019年4月29日03時40分発表
気象庁 予報部

1.実況上の着目点
① 華中から南西諸島にかけて前線がのび、前線上の低気圧が東シ
ナ海を東北東進。
前線や低気圧には850hPaθe 327K 以上の下層暖湿気が流入し、
東シナ海では大気の状態が非常に不安定。
海上で対流雲が組織化し、局地的に1 時間80 ㎜以上の猛烈な雨を解析し、発雷やメソサイクロンを検知。

② 黄河中流を5760m 付近のトラフが東進。
衛星赤外画像でトラフの東側で中・上層雲が顕著なバルジ状を呈している。

2.主要じょう乱の予想根拠と解説上の留意点
① 1 項①の前線は29 日夜にかけて北上し、30 日夜にかけて東日本の南海上までのびる。
前線上の低気圧は1 項②のトラフと対応が良くなり、
発達しながら29 日夜にかけて九州南部に接近する。
30 日はトラフが先行するが、1 項③の高気圧との間で気圧の傾きが大きいこともあり、
低気圧は35kt[GW]級の勢力で四国の南から東海地方の沿岸まで進む。

また、29 日夜に華中で500hPa5760~5820m 付近のトラフが深まり、
30 日にかけて東シナ海を東進。
このため、30 日にかけて東シナ海でも引き続き活発な対流活動が続く。
30 日にかけて前線や低気圧に850hPaθe 327K 以上の暖湿気が流入し、大気の状態が不安定。
特に南西諸島や九州南部では850hPaθe336K 以上の下層暖湿気が流入し、
大気の状態が非常に不安定で、対流雲が組織化して局地的に非常に激しい雨となり、
竜巻などの激しい突風のおそれがある。
南西諸島から東日本では落雷や突風、短時間強雨、低い土地の浸水、
河川の増水、土砂災害、強風や高波に注意し、
南西諸島や九州南部では竜巻などの激しい突風にも注意。

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長崎海上気象
29日03時観測 29日07時00分発表

観測実況
29日03時
チェジュ 東北東 8ノット 雨 1015ヘクトパスカル 15度 6海里
福江 東南東 4ノット 雨 1016ヘクトパスカル 16度 2海里
モッポ 東南東 5ノット 曇 1017ヘクトパスカル 13度 10海里

予報
長崎西海上
海上風警報 海上濃霧警報継続中
今日
風  南東 25ノット(13メートル) 29日09時までに
   30ノット(15メートル) 29日21時までに 北西
   25ノット(13メートル)
天気 曇時々雨 所により雷を伴い 所により霧
視程 3海里(6キロ) 所により0.3海里(0.5キロ)以下
波  2.5メートル

明日
風  西 30日09時までに 北 共に 20ノット(10メートル)
天気 曇時々雨 所により雷を伴い 所により霧
視程 3海里(6キロ) 所により0.3海里(0.5キロ)以下
波  2メートル 30日15時までに 1.5メートル
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長崎海上気象
29日09時観測 29日11時40分発表

海上風警報  長崎西海上 女島南西海上
海上濃霧警報  九州西方海上

発達中の低 1010 北緯30度 東経127度 東北東
15ノット(30キロ)
停滞前線が 北緯26度 東経107度 から 北緯27度 東経117度
北緯27度 東経122度 北緯30度 東経127度 北緯26度
東経134度 にのびる
気圧の傾きが急になっている

長崎西海上では 南東の風が強く 最大風速は
30ノット(15メートル) 30日03時までに 次第に弱まる見込み

女島南西海上では 南の風が強く 最大風速は
30ノット(15メートル) 29日21時までに 次第に弱まる見込み

九州西方海上では 所々で濃い霧のため見通しが悪く 視程は
0.3海里(0.5キロ)以下

この警報の対象期間は 30日09時までです

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