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短期予報解説資料1 2019年1月19日03時40分発表 気象庁 予報部


2.主要じょう乱の予想根拠と解説
上の留意点



① 北日本では19 日昼頃にかけて気圧の傾きが大きい状態が続く。
強風や風雪、高波に注意。
北海道地方では19 日朝にかけて暴風雪に警戒。

② 19 日夜に500hPa 5520m 付近のトラフが黄海を東進し、20 日朝に山陰沖まで進む。
これに対応して19 日夜に対馬海峡から日本海西部で地上のシアーラインが顕在化し、
日本海を東進。
20 日日中に北陸地方や東北南部に上陸して不明瞭となる。
シアーラインに向かって850hPaθe 291K 前後の暖湿気が流入し、
大気の状態が不安定となる。
20 日は北陸地方を中心に落雷や突風に注意。

③ 20 日朝、中国東北区付近を500hPa 5400m 付近のトラフが
500hPa-33℃以下の寒気をともなって南東進し、
20 日夜には東北地方や北陸地方に接近・通過する。
このトラフに対応して19 日夜に日本海中部に低気圧が発生し、
日本海を東進して20 日夕方、東北地方に上陸後、不明瞭となる。
低気圧や寒気を伴ったトラフの影響で、東北日本海側は20 日昼頃から大気の状態が不安定。
落雷や突風に注意。

④ 20 日日本海北部に進む500hPa 5040m 以下の寒冷渦に対応し、
20 日朝までに日本海北部で低気圧が発生し、
20 日夜に北海道に上陸、その後不明瞭となる。
北海道では20 日昼頃から降雪が強まる見込み。

⑤ 20 日日中は、500hPa 5640m 付近の流れが明瞭となり、
この流れに沿ってトラフが東シナ海から東日本の南まで東進する。
20 日朝には九州の南海上で前線が顕在化し、
20 日夜にかけて東日本の南まで東進する。
前線に向かって850hPaθe309K 以上の暖湿気が流入。
前線による降水は、海上中心となる見込みだが、
前線ののびる南西諸島や伊豆諸島は局地的な対流雲の発達に留意。

⑥ 20 日夜遅くには日本の東に新たな低気圧が発生し、
日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となる。

北日本や東日本を中心に気圧の傾きが大きくなるため、強風や風雪、高波に注意・警戒

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