銀色や赤色に輝く「夜光雲」ロケット打ち上げ後に各地で観測
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- 2018年01月18日
イプシロンロケット3号機 打上げ
今朝、ちょうどその場面に遭遇しました。
ロケット発射の光は天草でも、とても長く見ることができ、
道中は龍のような夜光雲をずっと見ていました。
ロケットは計画どおり飛行し、打ち上げから約52分35秒後に衛星を正常に分離した。衛星は予定していた軌道に投入され、打ち上げは成功した。この打ち上げに伴うロケット雲(夜光雲)が西日本を中心に見られ、Twitterなどに多くの画像が投稿されている。
「アスナロ2」は、国際市場で競争力を持つ小型の地球観測衛星を研究・開発する、経済産業省のプログラム「ASNARO(Advanced Satellite with New System Architecture for Observation)」を通じて開発された衛星だ。570kgという小型軽量ながら、雲を透過する電波を使って昼夜問わず地表を観測することができ、同じ質量の衛星の中で世界最高クラスを誇る高い空間分解能で、地表にある1mの物体を識別できる能力を持つ
鹿児島県の大隅半島から、18日朝早くイプシロンロケットの3号機が打ち上げられたあと、西日本の広い範囲で、銀色や赤色に輝く「夜光雲」という特殊な雲が観測されました。
イプシロンロケットの3号機は18日午前6時すぎ、鹿児島県の大隅半島にある内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられ、地球観測衛星の予定の軌道への投入に成功しました。
この打ち上げのあと、九州や四国など西日本の広い範囲で「夜光雲」という銀色や赤色に輝く特殊な雲が観測されました。
夜光雲は、通常の雲が地上十数キロまでにできるのに対し、高さ80キロ付近の中間圏と呼ばれる大気の層にできる氷の雲で、日の入りや日の出の前後には太陽の光を浴びて輝きます。
気象庁気象研究所の荒木健太郎研究官によりますと、自然現象としては極めて珍しい現象で、日本では平成27年に初めて観測されましたが、今回は、ロケットから排出された大量のガスやちりが氷の粒となってできたと考えられるということです。